2010年12月12日日曜日

水平構面 2階を考える

おおむね2階は、合板24mmのものを敷並べ、水平構面としては、ほぼ完璧に近い工法で設計することが増えています。注意しなければならないのは、吹き抜け、階段の位置・壁配置です。構面が切れるその下部にうまく壁を配置し、上部からの力をうまく下部へ伝えられるように検討していかなければなりません。また、仕上げ厚の違う床仕上げ材を使うときは、設計上検討が必要です。12mmの畳はできれば避けたいものです。

国の施策としては、おおむね35年50年というスパンで住宅が建ち続けられように、誘導しています。
その典型が、住宅金融支援機構のフラット35S、優良住宅の仕様にみることができます。10年間1%の優遇は、力の入れようを表しています。

その基礎にあるのが、住宅性能表示です。4つの持つべき性能を個別にランクづけて長持ちする住宅をつくる方法論を教えています。将来は、100年200年と建ち続けられる住宅が現実のものとされていく気がします。今のエコブームに乗った方向性です。より進めていけば、身近なエコを進めていくには地産地消の方向になり、地場材をもっと活用する方向になっていくでしょう。その素材、特に構造材は、強度の測定、確定しそれを数値化し、活用しやすくする方立てが必要であると思います。

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