2008年10月29日水曜日

リフォーム初挑戦

築35年を過ぎた家の増改築。初めての経験です。今まで積み上げてきたものを残しつつ、土地の核を探し、既存の家の核を見いだし、高めていく。ながい敷地延長の先に60坪ほどの土地があり、手前の南側に既存建物が建っています。お気に入りの8帖の座敷、それを残しつつ、日当たりのいい住まいを造りたい。施主の要望です。要望をかなえる方法として選んだのは、裏庭に居間を新設する事でした。水回りの改装と、母屋とギャラリー通路とLDKのコの字の配置の提案でした。その配置計画により、豊かな居住空間の提案が可能になりました。庭との関係を重視した、自然を感じる住まいの提案です。アプローチの庭、玄関先の庭、コの字に囲まれた大きな庭、水回りに配置する坪庭と変化に富んだシーンを演出できそうです。困ったことは、母屋の図面、検査済証がないことです。構造チェックの仕様もないのかと思案のあげく、壁の中を覗く機械に巡り会いました。壁を壊すことなく、筋交いの位置を確認することができました。ありがたい機械でした。今、基本設計の後半の段階。おってお知らせしようと思っています。