2008年10月29日水曜日

リフォーム初挑戦

築35年を過ぎた家の増改築。初めての経験です。今まで積み上げてきたものを残しつつ、土地の核を探し、既存の家の核を見いだし、高めていく。ながい敷地延長の先に60坪ほどの土地があり、手前の南側に既存建物が建っています。お気に入りの8帖の座敷、それを残しつつ、日当たりのいい住まいを造りたい。施主の要望です。要望をかなえる方法として選んだのは、裏庭に居間を新設する事でした。水回りの改装と、母屋とギャラリー通路とLDKのコの字の配置の提案でした。その配置計画により、豊かな居住空間の提案が可能になりました。庭との関係を重視した、自然を感じる住まいの提案です。アプローチの庭、玄関先の庭、コの字に囲まれた大きな庭、水回りに配置する坪庭と変化に富んだシーンを演出できそうです。困ったことは、母屋の図面、検査済証がないことです。構造チェックの仕様もないのかと思案のあげく、壁の中を覗く機械に巡り会いました。壁を壊すことなく、筋交いの位置を確認することができました。ありがたい機械でした。今、基本設計の後半の段階。おってお知らせしようと思っています。

2008年10月12日日曜日

人の集まるリビングがいい

LDKをどうデザインするか。住宅を考えるときにまず押さえなければならないのは、LDKです。
私は、20人集まっても窮屈に感じない広がりのある空間を造ろうと思いました。
まず選定したのがオープンキッチン。いつもきれいにしておかなくてはなりません。その代わり片付けしやすいように収納は充実しております。1400+1200のキッチンボード+隙間収納(オーダー品)。
その次は、来客時寝床になる和室をオープンに3帖たらすですが広がりを演出できます。




リビング収納も考えてあります。次回に紹介いたします。

洗面所具体的に

自邸で検証する。 一つ前プログ参照ください。
洗面化粧台L-1000+防水パン640設置。洗濯機の大型機種選定の場合は、洗面化粧台はL-900を選定した方がいい。
条件:フェイスタオル、バスタオルは、使い終わったら洗濯へ回す。
・家全体掃除用具:洗面化粧台シンク下収納、吊り戸棚にバケツ
・入浴用品の予備品:洗面化粧台シンク下収納にシャンプー、リンス。カンターに置いてあるカゴ上段に入浴石鹸
・浴室掃除用具:洗面化粧台シンク下収納にすべて
・洗濯:配管立ち上がりカウンターに洗剤、柔軟剤。吊り戸棚:物干し場へ運ぶたらい。乾燥機は浴室乾燥機を組み込む
・脱衣:洗濯するものは洗濯機の中、それ以外は、カウンターに置く。バスタオルはカウンター上カゴ下2段に収納。浴室内読書用書籍はカウンター直置きカゴに。
・髪の手入:洗面化粧台前面鏡収納で処理可能
・歯磨き:鏡収納に歯ブラシ類。フェイスタオルはシンク横、ストックはカウンター横に縦長収納庫
・洗顔:鏡収納とカウンターカゴと縦長収納庫に納める




そのスペースに必要なものを把握し、レイアウト。
結構きれいに使っていける細工です。

2008年10月9日木曜日

収納を考える

雑然としがちな洗面所から考えてみます。
一般に下記のようなものが収納される、置かれることになります。
画像をクイックすると見やすくなります

2008年9月10日水曜日

ちょっと前の自己紹介

以前作成のホームページの自己紹介ページで1998年と2000年に書かれたものです。

鈴木仁 (Hitosi Suzuki)

〈簡単な自己紹介です〉
1953年栃木県足尾町生。芝浦工業大学建築工学科卒業
数社の設計事務所等を経て、1993年アークビジョン設立
 
2000年11月3日
一家5人+老犬一匹に、家族が増えました。猫です。初めて猫を飼うことに。もう飼って一年は経ちます。長女が拾ってきました。真っ白な猫で名前を「なっちゃん」と言います。夏に出会ったのでそうつけたのです。時が経つうちに、雌であると思っていたものが、雄であることが判明。でも今でも名は「なっちゃん」です。老犬「ジュニア」は、13歳という年を感じさせない「なっちゃん」に負けない食欲です。一年ほど前、後ろ足の衰えを見て取り、散歩による運動を定期的に行うようになってから、回復とは言えないまでも、元気です。朝帰りでも、朝7時半の鳴き声に腹の立つこともしばしばです。その私も、「若くはないなー」と感じるところがあり、運動として、不定期ですが水泳をすることにしています。酸素のうまさを感じたとき、「煙草」をやめたこととの相乗効果かなと思っています。もう2年になりますが、集中力を鍛えたくてはじめた「陶芸」に、今もはまっています。こんど、気に入ったものをアップしようかと考えております。「ぐい飲み」等の小物が中心ですが、ときには彫像もどきも、作って楽しんでいます。
次女が自分のホームページを10月末に立ち上げました。よろしかったら立ち寄ってください。
タイトル「まんまる」    http://www.lily.sannet.ne.jp/sansa/  です。 少し親ばかです。絵心と言葉心を刺激するぺージです。
もう少し親ばかを、長女は、「石井みどり・折田克子舞踊研究所」に所属、モダンダンスを生業としたく、張り切っています。定期公演等にも参加させていただいております。9月の「石井みどり公演」メルパルクホールは、楽しませていただいた公演で、それにも参加させていただきました。娘のおかげで、いい舞台を見させてもらう機会が増えたと思っています。よろしかったら、「折田克子」氏の演目は、すばらしいですから見てみては・・・。
末娘は、大学受験奮闘中です。
建築の方では、通称「100年住宅」大流行、ハード、ソフト面の蓄積が、重要になってきています。箱ではあるが箱を感じさせない空間を・・・。そんな住宅が目指すものか。
 
1998年7月、ホームページ開設時の自己紹介
20代の記念に買った今、約築30年の自宅で、一家5人+老犬一匹で大宮に住んでおります。妻子供達からもそろそろだね、お父さん。と言われて久しいです。 設計課題として作り続けきた自宅計画案も3案目が完成、子供達の成長と共に、計画の骨格が少し変化しているのを感じるとき、住宅とは、なんぞやとあらためて、感じてしまいます。 家族が集まる場をその都度よく考えイメージ化してきたつもりでも、少しづつ変わってきています。
発想の転換点として
1.子供部屋の考え方を見直してみる 実生活上で、子供達は、茶の間と子供部屋を上手く使い込んでいるとみる。手紙を書くのは、子供部屋、勉強をするのは、時には茶の間でする。特に中間期末の季節には、頻度を増し、テーブルいっぱいに参考書ノートメモ紙を広げて始まる。私は食卓テーブルに席を確保、新聞を読む次第である。勉強をするという子供の言葉に親は、弱いものだ。 あーそうか子供部屋は、子供の寝室であり、子供の避難場所として、少しは色が付けられるよう確保しておけばすむ。もっと家族の生活の場に面積を・・・と考えた。むなしいかな現況の建設コストは坪なんぼの世界なのだ。そして、何時かは、夫婦のアトリエとして、使える大きさのワンルームをと・・・。
2.断熱住宅のすすめ 近年、断熱住宅の考え方が整理され、それほどお金をかけずに(全室換気冷暖房システムを入れずに)、住宅内の温度差から、開放されるだろうという事が現実問題としてクローズアップされてきた。設計例でも実証済み。地球温暖化対策にも貢献すると・・・と考えて。
3.構造フレームを明確に 構造フレームを明確にすることによる、空間づくりの面白さを少しは体得してきたことか。例えば余力の壁を開口部に。ソファーの背部の廊下と居間の間に開口部(障子窓)をとり、開放感を持たせたりと、楽しい仕掛けを組込むようになっていった。
などなど、その時の志向回路でイメージが膨らみ、プランが変わる、私が50歳になった時のプランも見ていたいものだ。妻には内緒の一言です。

玄関へのアプローチ

玄関先には、植物を置きたい。一つは大鉢を置いておくと寄せ植えにして楽しめます。時折、花を植え替えると気持ちいいです。

2008年9月8日月曜日

わが家の玄関

間口一間+書棚の玄関です。収納としてしつらえてあるもの。下足入、階段下物入、クローク、書棚の4点です。下足入れは80cmほどの間口です。靴、スリッパ、折りたたみ傘は、下足入に。三文判は、書棚のすみに。仕事着、鞄はクロークに。ワンポイントは、腰までの書棚のトップカウンターに、鉢物、その壁に娘の書いた絵、私の趣味、陶芸のオブジェなどを置いています。きれいに見せない収納、きれいに見せる収納に徹します。一般書籍の置き場所は通例、居間を考えがちですが、通路を活用した形で玄関そばに設置しています。アウトドアの遊び道具は、車庫の奥のコンテナーに、1.2m角の外部物入に収納しています。もったいないようですが、本体付随の外部物入は、なかなか良いものです。照明もセットしてありますので時間を問わず活用できます。日曜大工に拍車が掛かります。道具が棚に並んでいる様はいいものです。次、なに造ろうかなと切れ端に問いかけています。

2008年8月3日日曜日

玄関

出かける帰る、人を迎える交差点。小綺麗にしておきたい場所。よく玄関は家の顔であると言われる。来客は、まずその家の全体像を何気なく玄関で探ります。ワンポイントの置物は、生け花、切り花、額付絵画などで整える。無くてはならないものは、物入れに収納する。代表例は、下足入れ。靴の種類、数 四季の靴がすべて置ければベスト。煩雑になるようであれば、ツーシーズンぐらいに区分けして別にストック場所を確保。その場合は、靴箱を活用。また、捨てる勇気を持ち、選別する。おりたたみ傘、普通のアンブレラ、三文判、スリッパ、ゴルフセットなど生活の中で必要なものの中で玄関廻りに置きたいものを決める。それに添った物入れを確保する。